古川琢磨准教授と山形大学,東北大学との共同研究が消防庁令和6年度消防防災科学技術賞の消防防災科学論文に選ばれました


 古川琢磨准教授が令和6年度消防防災科学技術賞の消防防災科学論文に選ばれました.本研究論文は山形大学,東北大学との共同研究で実施されたものです.
本賞の授賞式は令和6年11月22日に三鷹市公会堂にて実施される予定です.

研究の概要:
火災輻射は火災の拡大を助長しています.ウォーターミストは,消火技術として広く用いられてきました.
しかしながら,消火性能は着目されていますが,輻射による延焼を防ぐ用途としては実用化されていませんでした.
本研究の目的は,輻射を効果的に遮蔽するために,輻射伝熱解析を用いてウォーターミスト中の水滴の最適なサイズを決定することです.
ミスト層の輻射伝熱解析を行い,ミスト層の反射率は水滴径によって制御できることが実証されました.
また,熱放射からの遮蔽機能を最大化するためにミスト層の水滴サイズを最適化することの有効性を,ミストの輻射遮蔽性能を評価する実験によって検証しました.

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