本科5年の黒沢航二朗さんが日本機械学会東北支部 独創研究学生賞を受賞しました。


 機械システムデザインコース5年の黒沢航二朗さん=指導教員 井関祐也 准教授=が、日本機械学会東北支部第52回学生員卒業研究発表講演会で独創研究学生賞を受賞しました。 本賞は、工業高等専門学校、大学学部、大学院修士課程に在籍する学生を対象に東北支部独創研究学生賞(高専・学部の部および大学院修士の部)を設け、優れた研究を行った学生に対して表彰を行うものです。

 皮膚がんは早期発見での治癒率は高い反面、進行すると致死率が著しく高くなります。初期段階の皮膚がんはホクロに類似しているため診断が容易ではありません。黒沢さんらの研究グループは皮膚がんの熱を伝えるスピード(熱伝導率)が正常な細胞と異なる性質に着目し、熱の伝わり方から皮膚がんの診断を行う装置の開発を行っています。 同手法は八戸高専、弘前大学、電子部品製造メーカーらが考案し、共同研究を行っています。黒沢さんはコンピュータ・シミュレーションによって開発したセンサーの性能評価や皮膚がんの早期発見の可能性について検討を行っています。
 3月8日(火)に開催された日本機械学会東北支部第52回学生員卒業研究発表講演会=オンライン開催=では、全92件の講演が行われ、書類選考などを通過した26名の受賞候補者の中から4名に同賞が贈呈されました。黒沢さんは高専生として唯一の受賞となりました。

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表彰伝達式の記念写真(前列中央が黒沢さん)

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