古川研究室が日本サウナ学会第1回奨励賞を受賞しました。


 古川研究室が第1回日本サウナ学会研究奨励賞を受賞しました。

 近年、広い世代に渡ってサウナ入浴によるリラックス効果が注目されています。サウナ室、水風呂、休憩の繰り返し入浴により、リラックス効果は向上すると考えられており、繰り返し入浴における深部温度の時系列変化が急激であればあるほどそのリラックス効果は極めて大きくなると議論されています。一方で、深部温度の急激な変化は高齢者のヒートショック死亡事故を誘発する因子でもあります。そのため安全にサウナ入浴を行うためには、サウナ繰り返し入浴における深部温度の時系列変化を把握することは極めて重要です。しかしながら、サウナ繰り返し入浴に適用可能な生理解析モデルはいまだ構築されておらず、サウナ入浴における生理反応は定量的には明らかとなっていません。
 本問題を解決するために、古川研究室ではサウナ繰り返し入浴に適用可能な生理反応解析モデルの構築を目標として研究を行ってきました。本研究では、八戸市内銭湯でのフィールドワーク、コンピューターシミュレーションを通じて高精度な生理解析モデルの構築を目指しています。これまでの古川研究室で実施してきた研究の独創性が着目され、日本サウナ学会第1回奨励賞を受賞しました。

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サウナ室内部の数値解析モデル

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